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道の駅 椿はなの湯

(みちのえき つばき はなのゆ)

名湯と足湯で癒やされる道の駅

道の駅 椿はなの湯は、和歌山県西牟婁郡白浜町椿に位置する、温泉と地域文化を楽しめる人気の道の駅です。雄大な太平洋を望む国道42号沿いにあり、白浜温泉エリアから南へ少し足を延ばした場所にあります。

白浜町といえば全国的には白浜温泉が有名ですが、その隣に位置する「椿温泉」も古くから名湯として親しまれてきました。道の駅「椿はなの湯」は、その歴史ある椿温泉を気軽に楽しめる施設として2010年に開業し、現在では多くの観光客やドライバー、湯治客に親しまれています。

施設内には、源泉かけ流しの公衆浴場や無料の足湯、地域特産品を販売する売店、食事処などが整備されており、旅の途中に立ち寄る癒やしのスポットとして人気を集めています。

熊野古道の旅人を癒してきた椿温泉

椿温泉は、世界遺産「熊野古道・大辺路(おおへち)」沿いに湧く歴史ある温泉地です。古代から多くの巡礼者や旅人たちが熊野詣の途中で立ち寄り、疲れを癒してきました。

この地域は古くから湯治場として栄え、江戸時代の地誌『紀伊続風土記』や、1851年の温泉番付『諸国温泉効能鑑』にも名湯として紹介されています。現在でも、静かな温泉地ならではの落ち着いた雰囲気が残されており、白浜温泉とはまた異なる魅力を持っています。

椿温泉には「白鷺伝説」が残されています。およそ400年前、寺の住職であった湛海和尚が、毎日のように同じ場所へ舞い降りる白鷺を不思議に思い、その後を追ったところ、傷ついた白鷺が温泉に浸かって足を癒していたといわれています。このことから、椿温泉は「傷を癒す湯」として知られるようになりました。

美人の湯として人気の泉質

椿温泉最大の特徴は、その優れた泉質です。泉質は単純硫黄温泉で、西日本有数の高アルカリ性温泉として知られています。pH値は9.9前後と非常に高く、「美人の湯」として人気があります。

アルカリ性の温泉には古い角質をやわらかくし、肌をなめらかに整える働きがあるとされており、入浴後はまるで化粧水をつけたようなしっとり感を味わえます。湯ざわりは非常になめらかで、「まるで美容液のよう」と評されることもあります。

また、硫黄成分をわずかに含んでいるため、身体の芯まで温まりやすく、湯冷めしにくいのも特徴です。古くから神経痛や筋肉痛、冷え症、疲労回復などに良いとされ、多くの湯治客に親しまれてきました。

期待される効能

椿温泉は、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、冷え症、慢性皮膚病、慢性消化器病、疲労回復など、さまざまな症状に良いとされています。

特に湯上がり後の肌のすべすべ感は評判が高く、女性を中心に「美肌の湯」として人気を集めています。

源泉かけ流しの「椿はなの湯」

道の駅内にある公衆浴場「椿はなの湯」は、源泉かけ流しの天然温泉を楽しめる人気施設です。館内には槇(まき)風呂と大理石風呂があり、それぞれ異なる雰囲気を楽しめます。

槇風呂

槇風呂では、紀州杉や槇の木の香りに包まれながら、ぬるめのお湯にゆっくり浸かることができます。木のぬくもりを感じられる空間は非常に落ち着きがあり、長時間入浴したくなる心地よさがあります。

身体をゆっくり温めながら、旅の疲れや日頃のストレスを癒やすことができます。

大理石風呂

大理石風呂は、源泉から新鮮なお湯が絶えず注ぎ込まれる贅沢な浴槽です。浴槽からあふれ出る温泉が、源泉かけ流しならではの豊かさを感じさせてくれます。

お湯の柔らかさと肌へのなじみの良さは格別で、入浴後には全身がしっとりとなめらかになります。

家族風呂

別料金で利用できる家族風呂もあり、家族連れやプライベート空間で温泉を楽しみたい人に人気です。静かな空間でゆったり温泉を満喫できます。

無料で楽しめる足湯

施設の隣には、無料で利用できる「椿温泉足湯」が設置されています。こちらは、椿温泉で健康を回復した方の寄付によって整備されたものです。

ドライブ途中の休憩や、気軽に温泉気分を味わいたい時にぴったりで、多くの観光客に親しまれています。

海から吹く心地よい風を感じながら足湯に浸かる時間は非常に癒やされ、長距離運転の疲れも和らぎます。

地元グルメを味わえる食事処

お食事処「お家ごはん まんま」

館内にある食事処「お家ごはん まんま」では、和歌山ならではの海鮮料理を楽しめます。

特に人気なのが、まぐろ丼や釜揚げしらす丼です。新鮮な海の幸を使用した料理は観光客から高い人気を集めています。

そのほかにも、地元食材を使った家庭的な料理が揃っており、温泉とあわせてゆったり食事を楽しめます。

軽食・喫茶「まごころ」

軽食コーナーでは、ドライブ途中に気軽に立ち寄れる軽食や喫茶メニューを提供しています。休憩スペースとしても利用しやすく、旅の合間のひと息に最適です。

特産品売り場も人気

館内の売店では、和歌山県ならではの特産品やお土産を販売しています。

梅干し、ジャム、お菓子、温泉卵、加工食品など、地元の魅力が詰まった商品が並び、観光客に人気です。

温泉帰りにお土産選びを楽しめる点も、道の駅ならではの魅力といえるでしょう。

自然豊かな椿地区の魅力

椿地区は、海と山に囲まれた自然豊かな地域です。目の前には太平洋が広がり、周辺では海水浴や釣り、磯遊びなどを楽しめます。

また、山々には豊かな森林が広がり、四季折々の風景が訪れる人々を魅了します。静かな集落の中には昔ながらの温泉旅館も点在しており、落ち着いた時間を過ごすことができます。

椿の森(椿西国三十三ヶ所)

道の駅からほど近い場所には「椿の森」があります。ここには、西国三十三ヶ所にちなんだ33体の石仏が安置された散策路「椿西国三十三ヶ所巡り」が整備されています。

約1.5キロの散策路を歩きながら、静かな自然と信仰文化に触れることができます。また、資生堂による森林保全活動によって植林された椿の木々も見どころです。

アクセス情報

道の駅「椿はなの湯」は国道42号沿いに位置しており、車でのアクセスが便利です。

車でのアクセス

南紀白浜インターチェンジから車で約15分です。海岸線を眺めながらのドライブも魅力のひとつです。

電車でのアクセス

JR紀勢本線「椿駅」から約2キロで、徒歩約15分、タクシーでは約5分ほどで到着します。

まとめ

道の駅「椿はなの湯」は、単なる休憩施設ではなく、歴史ある椿温泉を気軽に楽しめる癒やしの観光スポットです。

源泉かけ流しの美肌温泉、無料の足湯、地元グルメ、特産品販売、自然豊かな景観など、多彩な魅力が詰まっています。

熊野古道を歩く旅人たちを古くから癒してきた椿温泉。その歴史とやさしい湯に触れながら、ゆったりとした紀州の時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

Information

名称
道の駅 椿はなの湯
(みちのえき つばき はなのゆ)

白浜・すさみ

和歌山県