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三段壁洞窟

(さんだんべき どうくつ)

熊野枯木灘海岸県立自然公園内にある景勝地・三段壁の地下36mに広がる海蝕洞で、源平合戦で知られる熊野水軍の舟隠し場の伝承が残る史跡でもある。

地上から洞内まで設置されているエレベーターを降りると、洞窟内部を観覧できる。200メートルに及ぶ洞窟の通路内には、史料に基づいて再現された番所小屋や日本一大きな弁才天、瀬戸鉛山鉱山採掘場跡があり、波が寄せては返す迫力ある光景が鑑賞できる。また水面近くから三段壁や十像岩を見ることができる。ただし、台風など波の荒い日は危険なため休館になる。 

概要

三段壁洞窟(さんだんべきどうくつ)は、和歌山県白浜町の三段壁の下に広がる海食洞窟です。この洞窟は、強い波の侵食作用によって長い年月をかけて形成されました。現在では、観光客が訪れることができる人気のスポットとなっており、洞窟内部の壮大な景観を楽しむことができます。

地理と形成

三段壁洞窟は、白浜町の三段壁の断崖の下に位置しています。この洞窟は、波による浸食作用でできた海食洞窟で、自然の力によって作り出された不思議な形状と美しさが特徴です。洞窟内部は広く、海水が浸入している部分もあり、訪れる人々に自然の偉大さを感じさせます。

歴史と文化

三段壁洞窟は、古くから地元の漁師たちにとって重要な場所であり、また熊野水軍が隠れ家として利用していたとされる歴史があります。洞窟内には、熊野水軍の伝説にまつわる展示物や、当時の生活を再現したエリアもあり、訪れる人々にその歴史と文化を伝えています。

観光情報

三段壁洞窟は、観光客が安全に訪れることができるように整備されています。洞窟の入り口にはエレベーターが設置されており、地上から地下36メートルの洞窟内にアクセスできます。洞窟内では、波の音や海水の流れを感じながら、壮大な自然の景観を楽しむことができます。また、洞窟内には照明が設置されており、幻想的な雰囲気を演出しています。

見どころ

洞窟内には、さまざまな見どころがあります。特に、海食作用によって形成された奇岩や、熊野水軍の伝説にまつわる展示物は必見です。また、洞窟の奥には「潮吹き岩」と呼ばれる場所があり、波が洞窟内に押し寄せるたびに水しぶきが上がる様子を見ることができます。この自然のショーは、訪れる人々に感動を与えます。

アクセスと周辺情報

三段壁洞窟へのアクセスは、白浜駅からバスやタクシーを利用するのが便利です。また、駐車場も完備されており、車での訪問も容易です。洞窟見学の後には、周辺の観光スポットも楽しむことができます。三段壁の展望台や、近隣の白浜温泉、千畳敷なども併せて訪れることで、一日中楽しむことができます。

自然環境保護

三段壁洞窟では、自然環境の保護にも力を入れています。洞窟内外の環境を守るための取り組みが行われており、訪れる観光客にも環境保護の重要性が啓発されています。観光客は、洞窟内でのマナーを守り、自然を大切にする意識を持って訪れることが求められています。

まとめ

三段壁洞窟は、その壮大な自然の力で形成された美しい景観と、歴史的な背景を持つ魅力的な観光スポットです。和歌山県白浜町を訪れる際には、ぜひ足を運んでその神秘的な洞窟の魅力を体感してみてください。洞窟内の見どころや周辺の観光スポットと併せて、一日中楽しむことができるでしょう。

Information

名称
三段壁洞窟
(さんだんべき どうくつ)
住所
和歌山県西牟婁郡白浜町三段2927-52
アクセス

JRきのくに線 白浜駅から明光バス「三段壁」行きで23分、終点下車、徒歩2分

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