真っ白でサラサラな砂とエメラルドグリーンの海、620メートルに渡る弓状のきれいな弧を描いた美しい砂浜。
夏季には来遊する海水浴客で賑わう近畿地方屈指の海水浴場で、海開きが例年、本州で最も早い5月3日におこなわれる。
やしの木の並ぶ風景が、友好姉妹浜になっているハワイ・ワイキキビーチを連想させリゾート気分を味わえる。
日本の夕陽百選に選ばれていて、白砂のビーチは打ち寄せる波と夕日による空と海が真赤に染まる夕景が見られる。
白良浜の白い砂は古くから知られ、歌枕として使われたり、白いことの形容として使われた。
白良浜はケイ酸含有率90パーセント以上の石英砂からなり、明治から大正にかけては、ガラスの原料として白良浜の砂が採掘されて大阪に運ばれていた。
白浜温泉の中心地であり、白良浜が白浜温泉の名の由来にもなっている。
砂浜の中に水着のまま利用できる男女混浴の露天風呂「しらすな」があり、白良浜沿いの南部には大規模なホテルなど温泉宿泊施設が林立している。
白良浜の砂浜から出たところに共同浴場「白良湯」があり、湯船が2階にあり、窓から白良浜が見られる。夏は多くの海水浴客で賑わう。
白浜温泉は、日本書紀に当時の歴代天皇が訪れたことが記載されている(658年~701年)日本三古湯のひとつに数えられる日本屈指の古湯。万葉集(759年頃)にも牟婁の湯が登場している。
それ以後、貴族(江戸時代は紀州藩主)から庶民まで、たくさんの人が白浜温泉を楽しんでいる。
砂浜の砂は波によって流出していて、浜周辺の開発により背後地からの砂の供給が途絶えたことで、目立って砂浜が痩せるようになった。
浜を回復させるため、海中に堤防(潜堤)を築いて流出を減らしたり、砂を補填をするため、本来の白良浜の砂ほど白い砂が近くに見つからずオーストラリア・パース付近の砂漠の砂を投入した。
白浜駅からバスで15分
田辺ICから車で20分
鉄道:
JR西日本紀勢本線「白浜駅」(特急停車駅)から明光バス10分
高速バス:
大阪駅、難波駅、京都駅から高速バス(阪和自動車道経由)が運行
大宮駅・池袋駅・横浜駅から高速夜行バスが運行
車:
阪和自動車道から、紀勢自動車道、南紀白浜ICから白浜空港フラワーライン線(県道)ですぐ
飛行機:
南紀白浜空港に東京の羽田便が就航