和歌山県南部地域では、気性が激しく上下に鋭い歯を持つ「海のギャング」とも呼ばれるウツボが食用として親しまれています。冬の11月から3月がウツボの旬で、この寒い時期にとれるウツボは脂がのり、臭みも少ないため、美味しさが際立っています。ウツボの身は透き通った白身で、ほどよい弾力とさっぱりとした味わいが特徴。たんぱく質やカルシウム、鉄分が豊富で、身と皮の間のゼラチン質にはコラーゲンも多く含まれています。
和歌山県では、ウツボを干してから食べることが一般的で、秋冬の漁獲時期には大量に干される様子が風物詩となっています。特に、干したウツボを揚げ煮にした佃煮は名産品であり、他にも鍋料理や刺身、タタキ、揚げ料理など、様々な料理が楽しめます。ウツボの食べ方は多岐にわたり、古くから秋・冬の味覚として親しまれています。
ウツボは寒い時期に食されるため、秋から冬がその旬となります。佃煮や刺身、唐揚げなど様々な調理法があり、また加工食品としても販売されているため手軽に楽しむことができます。特に、ウツボの揚げ煮はおつまみとしてお酒にも良く合い、土産品としても人気があります。
旬 10月 11月 12月 1月 2月 3月