和歌山県 » 白浜・那智勝浦・串本

白浜・那智勝浦・串本

Shirahama, Nachikatsuura, Kushimoto

白浜、那智勝浦、串本の観光におすすめスポット

観光地や名物をピックアップ!

白浜 那智勝浦 串本 観光ガイド

白浜・那智勝浦・串本の観光・旅行 Info

和歌山県南部は、美しい海岸線、温泉、歴史ある神社や自然の絶景が楽しめるエリアです。ここでは、各地域の魅力を凝縮した観光地をご紹介します。

---

白浜(しらはま)エリア

白良浜(しららはま)

白砂が美しい全長約640メートルのビーチ。ハワイのワイキキビーチと姉妹浜でもあり、夏は海水浴客でにぎわいます。夕暮れ時の景観も格別です。

アドベンチャーワールド

動物園・水族館・遊園地が融合した人気施設。ジャイアントパンダの繁殖実績でも有名で、かわいらしい姿を間近で見ることができます。

三段壁(さんだんべき)・三段壁洞窟

高さ50メートルの断崖絶壁が続く名勝。地下には平安時代の海賊伝説にまつわる洞窟もあり、自然と歴史が融合したスポットです。

千畳敷(せんじょうじき)

畳を敷き詰めたような広大な岩盤。夕陽の名所としても知られ、フォトジェニックな風景が広がります。

白浜温泉

日本三古湯のひとつであり、「崎の湯」や「牟婁の湯」などの歴史ある外湯も楽しめます。海を望む露天風呂は極上の癒やしを提供します。

---

那智勝浦(なちかつうら)エリア

那智の滝

高さ133メートル、日本一の落差を誇る那智の滝は、神聖な雰囲気に包まれたパワースポット。水しぶきとともに心が洗われるような感覚を味わえます。

熊野那智大社

熊野三山のひとつで、自然崇拝と神仏習合の歴史を伝える重要な神社です。朱色の社殿と那智の滝のコントラストは必見です。

青岸渡寺(せいがんとじ)

西国三十三所第一番札所の寺院。三重塔越しに那智の滝を望む絶景は、和歌山の代表的な風景のひとつとして知られています。

勝浦温泉

海沿いにある港町の温泉地。特に有名なのが洞窟風呂「忘帰洞」。波音とともに入る温泉は、旅人の心と体を癒やしてくれます。

勝浦漁港と朝市

新鮮なマグロの水揚げで知られる漁港。朝市では、地元の干物や海産物、旬の野菜などが並びます。本マグロの刺身丼も必食です。

---

串本(くしもと)エリア

橋杭岩(はしぐいいわ)

約850メートルにわたり、奇岩が一直線に並ぶ神秘的な海の風景。干潮時には近くまで歩いて行くことができ、朝日とのコラボも幻想的です。

串本海中公園

日本初の海中公園で、ガラス越しに海中のサンゴ礁や魚群を見ることができます。水族館や展望塔も併設されており、家族連れにも人気です。

潮岬(しおのみさき)

本州最南端の地。潮岬観光タワーからは360度の大パノラマが広がります。水平線が丸く見える絶景をお楽しみください。

トルコ記念館とトルコ軍艦遭難慰霊碑

1890年のエルトゥールル号遭難事件の歴史を伝える施設。日本とトルコの友好の象徴として、今も大切に保存されています。

紀伊大島・海金剛

紀伊大島の先端に位置し、断崖絶壁と打ち寄せる波の迫力ある景色が広がります。遊歩道も整備されており、自然散策に最適です。

白浜・那智勝浦・串本のグルメガイド

和歌山県南部の白浜・那智勝浦・串本地域は、海の幸・山の恵み・柑橘類に恵まれた美食の地でもあります。各地域の味を楽しめるレストランや、お土産にも最適な特産品をご紹介します。

---

白浜エリアのグルメと特産品

南紀白浜の名物料理

おすすめレストラン

白浜のお土産

---

那智勝浦エリアのグルメと特産品

那智勝浦の名物料理

おすすめレストラン

那智勝浦のお土産

---

串本エリアのグルメと特産品

串本の名物料理

おすすめレストラン

串本のお土産

白浜・那智勝浦・串本の季節の祭り・イベント

白浜エリアの祭り・イベント

白浜花火大会

開催時期:8月上旬

白良浜のビーチを舞台にした大規模な花火大会。海上から打ち上げられる花火は、白砂と波音に映え、約3,000発の幻想的な光景が夜空を彩ります。観覧席からの眺めも迫力満点です。

とれとれ市場新春マグロ解体ショー

開催時期:1月初旬

白浜の名所「とれとれ市場」で行われる新春恒例イベント。巨大な本マグロを目の前で解体し、その場で販売。地元ならではの活気ある風物詩です。

湯崎七夕まつり

開催時期:7月7日前後

白浜温泉街を中心に開催される小さな夏まつり。短冊や笹飾りが温泉街を彩り、夜には灯篭流しも行われます。観光客も参加できる地元密着の催しです。

---

那智勝浦エリアの祭り・イベント

那智の火祭(那智大社扇祭)

開催時期:毎年7月14日

日本三大火祭のひとつに数えられる那智の火祭は、世界遺産・熊野那智大社の例大祭。高さ6メートルを超える神輿を、重さ50kg以上の大松明(たいまつ)で清める壮観な儀式です。那智の滝の前で行われる幻想的な神事は、多くの参拝者を魅了します。

勝浦港まつり

開催時期:8月上旬

漁港を中心に開催される夏のイベントで、夜には花火大会も実施されます。地元マグロを使ったグルメ屋台や民謡踊りもあり、観光客とのふれあいも楽しめる温かいお祭りです。

那智の扇祭り稚児行列

開催時期:春・秋(年2回)

那智大社の祭礼にあわせ、地元の子どもたちが稚児装束をまとって行進する伝統行事。古式ゆかしい行列が石段をゆっくりと進む光景は、厳かで美しいと評判です。

---

串本エリアの祭り・イベント

串本まつり

開催時期:8月第1土曜

本州最南端で開催される夏祭り。昼は子どもたちのパレードや地元芸能、夜は約2,000発の花火が夜空を彩ります。海と山に囲まれた自然の中で楽しむ祭りとして人気があります。

潮岬灯台まつり

開催時期:10月中旬

本州最南端の潮岬灯台で行われるイベント。灯台内部の特別公開や夜間ライトアップ、地元グルメの屋台が並びます。家族連れやカップルにおすすめです。

エルトゥールル号慰霊祭

開催時期:9月中旬(年により変動)

1890年に串本沖で遭難したトルコ軍艦エルトゥールル号の乗組員を悼む慰霊行事。トルコと日本の国際友好の象徴的イベントで、トルコ関係者や外交官も参加する格式ある式典です。

---

特徴的な文化・信仰・風習

熊野信仰と世界遺産

那智勝浦エリアは、熊野古道と熊野三山信仰の中心地として知られ、多くの祭りが神仏習合・自然崇拝の精神に基づいています。特に那智大社の火祭りは、火・水・木の自然を尊ぶ儀式で、世界遺産の霊場としての歴史を肌で感じることができます。

海にまつわる風習

白浜や串本では、海の安全と豊漁を祈る行事や祭礼が各地で継承されています。神社での海上安全祈願や灯台を守る祭りなど、地域と海との深い結びつきが感じられる文化も魅力です。

白浜・那智勝浦・串本の気温・天候

和歌山県南部に位置する白浜・那智勝浦・串本は、太平洋に面した温暖な気候が特徴です。黒潮の影響を強く受けるため、年間を通して比較的温暖で、冬でも過ごしやすい気候です。ただし、降水量は非常に多く、特に梅雨や台風シーズンは注意が必要です。

---

春(3月〜5月)

気温の目安:最高15〜23℃、最低7〜14℃

春の白浜・那智勝浦・串本は、温暖で穏やかな気候が特徴です。桜やツツジが咲き誇る季節で、観光にも絶好の時期です。3月はまだ肌寒さが残ることがありますが、4月以降は上着なしでも過ごせる日が増えてきます。

服装の目安:

薄手のジャケットやカーディガンがあると安心です。日中は暖かくても朝晩は冷えることがあります。

---

梅雨(6月〜7月上旬)

気温の目安:最高23〜28℃、最低17〜21℃

梅雨の時期は降水量が非常に多く、湿度も高くなります。那智勝浦や串本は特に雨の多い地域で、「日本屈指の多雨地帯」としても知られています。6月中旬以降は蒸し暑さを感じる日が増え、傘やレインウェアが必須です。

服装の目安:

蒸し暑さ対策として通気性の良い服装を心がけ、雨具を常備してください。

---

夏(7月中旬〜9月)

気温の目安:最高28〜33℃、最低22〜26℃

夏は暑く、湿度も高い日が続きます。ただし、海風の影響で内陸部よりはやや過ごしやすいとも言われます。特に白浜はリゾート地として賑わい、海水浴やマリンスポーツを楽しむ観光客でにぎわいます。

台風に注意:

8月〜9月は台風シーズンであり、太平洋側に位置するこの地域は台風の直撃を受けやすいため、旅程の直前に天気情報を確認することが非常に重要です。

服装の目安:

Tシャツや短パンなどの軽装でOKですが、日焼け対策と熱中症対策を忘れずに。海辺ではUVカットの長袖もおすすめです。

---

秋(10月〜11月)

気温の目安:最高20〜26℃、最低13〜18℃

秋は観光のベストシーズンです。空気も澄んでいて、温暖な気候が続き、紅葉も見られます。雨も少なくなり、快適に旅行が楽しめる時期です。10月初旬までは暑さが残りますが、11月になると徐々に肌寒さが増します。

服装の目安:

昼間は長袖シャツ、朝晩は薄手の上着があると快適です。

---

冬(12月〜2月)

気温の目安:最高10〜15℃、最低4〜8℃

冬でも比較的温暖な気候が保たれており、雪が降ることはほとんどありません。特に串本町は本州最南端に位置するため、年間を通して温暖で、冬でも菜の花や寒桜が見られる地域です。

服装の目安:

セーターやコートが必要ですが、内陸部や他地域に比べて重装備でなくても過ごせます。

---

降水量と気象の特徴

年間降水量:約2,500〜3,000mm以上(全国平均の約2倍)

那智勝浦や串本町は、日本有数の多雨地帯として知られています。特に梅雨と台風の時期の降水量は圧倒的で、局地的豪雨や土砂災害の注意情報も発表されることがあります。

風の影響:

黒潮の影響を受けやすく、海沿いは風が強い日も多いため、防寒・防風対策も季節によっては必要です。

白浜・那智勝浦・串本へのアクセス

関西・名古屋方面からのアクセス

鉄道を利用する場合

JR特急「くろしお」

大阪・天王寺・新大阪から白浜・那智勝浦・串本方面へ向かうには、JR特急「くろしお」が便利です。新大阪駅から白浜駅まで約2時間30分那智勝浦駅までは約4時間串本駅までは約4時間10分です。1日数本運行しており、全席指定の列車もあるため、事前の予約がおすすめです。

自動車を利用する場合

阪和自動車道~紀勢自動車道

大阪から白浜までは阪和自動車道と紀勢自動車道を経由して約2時間30分。白浜ICで降りれば温泉街や観光施設までスムーズにアクセスできます。那智勝浦や串本まではさらに国道42号線を利用して南下する形となり、白浜から串本までは約1時間30分程度です。

---

関東方面からのアクセス

飛行機を利用する場合

東京(羽田)から南紀白浜空港へ

羽田空港から南紀白浜空港へは、JAL(日本航空)の直行便が1日2往復程度運航されています。所要時間は約75分と非常に便利です。空港から白浜市街地まではバスやタクシーで約10~15分です。

鉄道を利用する場合

新幹線を利用して新大阪まで行き、そこからJR特急「くろしお」に乗り換える方法が一般的です。東京から白浜までの所要時間は約5時間30分~6時間です。

---

名古屋・中部方面からのアクセス

鉄道を利用する場合

JR紀勢本線(特急「南紀」+普通列車)

名古屋から那智勝浦・串本へは、JR特急「南紀」で紀伊勝浦駅まで行く方法があります。ただし、熊野市や新宮駅で乗り換えが必要になることも多いため、所要時間は約5時間以上かかることもあります。

自動車を利用する場合

名古屋から国道42号線や熊野尾鷲道路などを経由し、串本まで約4時間30分~5時間です。景勝地を楽しみながらのドライブに適していますが、山間部や海沿いの道ではカーブが多い区間もあるため注意が必要です。

---

各地からのアクセスまとめ

出発地 目的地 交通手段 所要時間(目安)
大阪(新大阪) 白浜 特急くろしお 約2時間30分
大阪 白浜 自動車(高速道路) 約2時間30分
東京(羽田) 白浜 飛行機+バス 約1時間30分
名古屋 那智勝浦 JR+乗り継ぎ 約5時間

白浜・那智勝浦・串本の移動手段

1. 自動車(レンタカー)

最も自由度が高く便利な移動手段

白浜・那智勝浦・串本エリアの観光地は広範囲に点在しているため、レンタカーを利用するのが最も便利です。主要な観光地間の移動には距離があり、バスや列車では時間がかかることもあるため、スケジュールに柔軟性を持たせたい方におすすめです。

おすすめの利用シーン:
注意点:

山間部や海沿いにはカーブの多い道路もあり、運転には十分注意が必要です。また、観光地周辺には無料・有料駐車場が整備されています

---

2. 公共交通(バス)

各地域をつなぐ路線バス

明光バス(白浜・田辺方面)熊野交通バス(新宮・那智勝浦・串本方面)が運行されており、主要観光地や駅をつないでいます。特に白浜では「白浜周遊バス(とれとれバス)」が便利で、アドベンチャーワールドや千畳敷などを効率よく回れます

利用例:
注意点:

路線バスは本数が少ない時間帯や区間もあるため、事前に時刻表を確認して行動計画を立てましょう。

---

3. 鉄道(JR紀勢本線)

沿岸エリアの町を結ぶ主要な鉄道路線

JR紀勢本線は、白浜・那智勝浦・串本の主要駅を結ぶローカル線で、特急「くろしお」や普通列車が運行されています。観光列車「熊野古道号」が運行されることもあり、車窓から太平洋を望む風景が楽しめる鉄道旅が魅力です。

主な所要時間(特急利用):
注意点:

本数は限られているため、移動のタイミングをうまく合わせる必要があります。時刻表アプリや駅の掲示板をチェックしましょう。

---

4. タクシー

短距離や早朝・深夜の移動に便利

主要な駅前やホテル前ではタクシーの利用が可能です。バスが運行していない時間帯や、短距離移動に適しています。熊野古道の登山口や滝周辺など、バスの本数が少ない場所ではタクシーを利用するとスムーズです。

注意点:

地域によっては台数が限られているため、予約がおすすめです。宿泊施設から手配してもらえる場合もあります。

---

5. 徒歩・レンタサイクル

観光地周辺の散策におすすめ

白浜や那智勝浦では、観光エリアが比較的コンパクトな場所もあり、徒歩やレンタサイクルでの観光が可能です。
たとえば白浜温泉街や串本町の町中などは、徒歩で回れる観光地が集まっています。

レンタサイクル情報:

白浜・那智勝浦・串本の観光コース

モデルコース1:2泊3日 海と歴史と温泉を満喫する旅

【1日目】白浜エリア:リゾートと絶景のスタート

午前:白浜駅到着・アドベンチャーワールド

白浜駅に到着後、アドベンチャーワールドへ。パンダファミリーに会える貴重な動物園で、サファリ・遊園地・水族館が一体化した施設です。特に赤ちゃんパンダがいる時期は必見です。

午後:千畳敷・三段壁・白良浜

午後は白浜の絶景スポットを巡ります。千畳敷や三段壁の荒々しい岩肌と太平洋の景色は圧巻。白良浜では足湯や浜辺の散策も楽しめます。

夜:白浜温泉で宿泊・入浴

日本三古湯の一つ「白浜温泉」に宿泊し、海の景色を眺めながらのんびりと湯浴みをお楽しみください。

---

【2日目】那智勝浦エリア:世界遺産と神秘の滝

午前:白浜出発 → 那智勝浦へ移動(車または特急で約1時間30分)

早めに白浜を出発し、熊野の聖地・那智勝浦へ向かいます。途中の海沿いのドライブや鉄道からの車窓も魅力的です。

午前〜午後:熊野那智大社・那智の滝・青岸渡寺

熊野三山の一つ「熊野那智大社」へ参拝。その後は隣接する世界遺産「青岸渡寺」と、落差133メートルの那智の滝へ。滝と三重塔の風景はフォトスポットとしても人気です。

夜:那智勝浦温泉宿泊

海沿いの宿でマグロ料理や地魚を楽しみながら、天然温泉で旅の疲れを癒しましょう。

---

【3日目】串本エリア:本州最南端と海の絶景

午前:那智勝浦出発 → 串本へ(車・電車で約30分)

那智勝浦から南下し、本州最南端の町・串本へ。太平洋の雄大な海景色を楽しめる地域です。

午前:潮岬・本州最南端の碑

潮岬観光タワーからは水平線を一望できます。「本州最南端の碑」での記念撮影もお忘れなく。

午後:橋杭岩・串本海中公園

串本のシンボル「橋杭岩」は干潮時が見頃。さらに時間があれば、串本海中公園で熱帯魚やサンゴ礁を間近に観察し、海の自然にも触れましょう。

夕方:帰路へ(新宮駅・白浜駅・南紀白浜空港などから)

帰路の出発地は那智勝浦駅や白浜駅、南紀白浜空港から選べます。帰りの時間に合わせてプランを調整しましょう。

---

モデルコース2:1泊2日 短期間でも充実の旅(白浜+那智勝浦)

【1日目】白浜観光 → 那智勝浦へ移動・宿泊

午前中は白浜のアドベンチャーワールドや白良浜を散策し、午後に那智勝浦へ移動。夕食は名物・生マグロ料理を楽しみましょう。

【2日目】熊野那智大社と那智の滝 → 白浜または新宮へ

朝から熊野那智大社や那智の滝を巡った後、帰路へ。2日間でも世界遺産と温泉を両方体験できるコンパクトながら濃厚なプランです。

和歌山県