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陰陽の滝・曼荼羅の郷河川公園

(いんよう たき)

夫婦滝と渓谷美に癒やされる

陰陽の滝は、和歌山県那智勝浦町に点在する「那智四十八滝」の一つとして知られる美しい滝です。東の谷に位置しており、「奈珂悟(なかご)の滝」とも呼ばれています。落差は約10メートルほどですが、岩肌を伝って二筋に分かれて流れ落ちる姿がとても幻想的で、静かな山あいの自然に包まれた人気のスポットとなっています。

二条に分かれて流れるその姿から、「夫婦滝」とも呼ばれており、古くから神秘的な滝として親しまれてきました。周囲には深い木々が広がり、滝へ向かう道中では渓谷美も楽しめます。特に夏場は涼やかな空気に包まれ、自然散策にぴったりの場所です。

曼荼羅の郷河川公園から始まる散策コース

陰陽の滝へ向かう際の拠点となるのが、曼荼羅の郷河川公園です。公園は熊野古道「大門坂」入口から少し登った県道沿いにあり、無料駐車場やトイレが整備されているため、観光客やハイキングを楽しむ人々に利用されています。

公園内のトイレ付近にある階段を下り、小さな橋を渡って川沿いを進むと、滝へ続く散策道が始まります。歩き始めは穏やかな道ですが、奥へ進むにつれて木々が深くなり、静かな渓谷の雰囲気が漂います。約20分ほど歩くと滝の近くに到着し、周辺は薄暗く神秘的な空間に包まれます。最後はやや急勾配となりますが、その先には美しい陰陽の滝が姿を現します。

また、滝の左手を少し登った場所には「夜見(やみ)の滝」もあり、合わせて散策を楽しむことができます。自然豊かな山道を歩きながら、熊野の神秘的な景観を味わえる魅力的なコースです。

なでしこジャパン記念モニュメント

曼荼羅の郷河川公園には、サッカーファンにとっても見どころがあります。大門坂バス停近くには、「なでしこジャパン記念モニュメント」が設置されており、2011年FIFA女子ワールドカップ優勝と、ロンドンオリンピック女子サッカー準優勝の功績を称えています。

この地は、日本サッカーの礎を築いた人物の一人である中村覚之助の出身地・那智勝浦町とも深い関わりがあります。中村覚之助は、日本初のサッカー指導書を翻訳し、日本サッカー界の発展に大きく貢献した人物です。その縁から、日本サッカー協会のシンボルマークである「八咫烏(やたがらす)」が採用されたともいわれています。

モニュメント周辺には、当時の監督や選手たちの足型も展示されており、サッカー日本代表ゆかりの地として訪れる人も少なくありません。現在でも国際大会前には、必勝祈願のために参拝に訪れることがあるとされています。

自然と歴史を感じる癒やしのスポット

陰陽の滝と曼荼羅の郷河川公園は、熊野古道や那智山観光と合わせて立ち寄りたい自然豊かなスポットです。滝の美しさだけでなく、熊野の深い歴史や信仰文化、日本サッカーとの意外なつながりなど、さまざまな魅力を感じることができます。

静かな森の中で耳を澄ませば、水の流れる音や鳥のさえずりが響き、心落ち着く時間を過ごせます。那智勝浦を訪れた際には、ぜひ自然散策を楽しみながら、この神秘的な滝と公園を訪れてみてはいかがでしょうか。

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名称
陰陽の滝・曼荼羅の郷河川公園
(いんよう たき)

那智勝浦・新宮・本宮

和歌山県