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和歌山城公園 動物園

(わかやまじょう こうえん どうぶつえん)

お城で出会う動物たちの楽園

和歌山城公園動物園は、和歌山県和歌山市にある和歌山城公園の敷地内に位置する、全国でも珍しい「お城の中の動物園」です。大正時代に誕生して以来、長い歴史を持ちながら、現在も多くの市民や観光客に親しまれています。都市の中心部にありながら、自然と動物に触れ合える憩いの場として、多世代にわたり愛され続けている点が大きな特徴です。

歴史ある無料動物園

この動物園は1915年(大正4年)に整備が始まり、日本でも比較的古い動物園のひとつとして知られています。開園当初は「鹿・猿・水禽の飼養場」としてスタートし、その後の時代の変化とともに施設の充実が図られてきました。戦時中には一時閉園を余儀なくされましたが、戦後に再開され、1970年には現在のような「童話園」と「水禽園」に分かれた形へとリニューアルされました。

特筆すべきは、開園以来入園料が無料である点です。誰でも気軽に訪れることができるため、観光の合間に立ち寄るスポットとしても非常に人気があります。

園内の施設構成

童話園

童話園では、主に哺乳類や鳥類など、身近で親しみやすい動物たちが飼育・展示されています。ロップイヤーウサギやミニブタ、シェットランドポニーといった可愛らしい動物から、アメリカビーバーやエリマキキツネザルなど、少し珍しい動物まで幅広く観察することができます。動物たちの愛らしい姿は、子どもだけでなく大人の心も和ませてくれます。

水禽園

水禽園では、フラミンゴやモモイロペリカン、ハクチョウ、オシドリなど、水辺に生息する鳥類が中心に展示されています。池の周囲でゆったりと過ごす鳥たちの姿は、都会の喧騒を忘れさせてくれる癒しの空間を演出しています。

多彩な動物たちとの出会い

園内では、2025年時点で49種・約138点の動物が飼育されています。哺乳類、鳥類、爬虫類といった多様な生き物たちを間近で観察できるため、学習の場としても価値が高く、家族連れや学校の見学にも適しています。

また、日本固有の犬種である紀州犬の飼育も行われており、タイミングが合えば園内で散歩する姿を見ることができます。さらに、無料のふれあい体験も実施されており、動物との距離が近い点も大きな魅力です。

人気者「ベニー」の存在

この動物園を語るうえで欠かせない存在が、かつて飼育されていたツキノワグマのベニーです。1994年に来園して以来、多くの来園者に愛され、2015年には「動物園長」に就任するなど、象徴的な存在となりました。

特に、冬になると寝室で眠りにつく「冬ごもり」の習性が話題となり、その様子は多くの人々の関心を集めました。2024年に惜しまれつつもその生涯を終えましたが、ベニーの思い出は今もなお語り継がれ、動物園の歴史の一部として大切にされています。

観光スポットとしての魅力

和歌山城公園動物園は、単なる動物展示施設にとどまらず、和歌山城観光と一体となった魅力的なスポットです。城の散策と合わせて訪れることで、歴史と自然、そして動物とのふれあいを一度に楽しむことができます。

また、園内はコンパクトにまとまっているため、短時間でも十分に満喫できる点も観光客にとって嬉しいポイントです。さらに、スタッフによる丁寧な管理や案内もあり、安心して見学することができます。

利用情報とアクセス

基本情報

開園時間:9時〜17時
休園日:火曜日(季節により変動あり)
入園料:無料

アクセス

JR和歌山駅からは和歌山バスで「和歌山城前」バス停下車後、徒歩約6分で到着します。また、南海和歌山市駅からもバスでアクセス可能で、「県庁前」バス停から徒歩約7分ほどです。市街地に位置しているため、公共交通機関でのアクセスが非常に便利です。

まとめ

和歌山城公園動物園は、歴史ある城郭の中で動物たちと触れ合える、全国的にも珍しい観光スポットです。無料で気軽に楽しめるうえ、長い歴史と地域に根ざした温かみのある運営が魅力となっています。和歌山城観光の際には、ぜひ立ち寄りたいおすすめのスポットといえるでしょう。

Information

名称
和歌山城公園 動物園
(わかやまじょう こうえん どうぶつえん)

和歌山市周辺

和歌山県