“紀州うすい”(うすいえんどう)は和歌山が本場で生産量は日本一。明治時代にアメリカ原産のえんどう豆を大阪の碓井(うすい)地区で栽培したものが始まりと言われる。莢(さや)を取って中の未成熟の実を食べる実えんどうで、一般的にはグリーンピースと同じえんどう豆の一種ですが、冷凍物や缶詰等とは違い、豆ご飯や卵とじなど、様々な料理に使える春の旬野菜として関西では親しまれてる食材。実が大粒で、ほのかな甘さとホクホクとした食感が特徴。その独特の風味は、豆の甘味と相まって豆ご飯にも相性抜群。栄養価が高く、たんぱく質をはじめ、βカロテン、ビタミンB1・B2・Cを多く含み、カリウムや食物繊維、鉄分も豊富に含まれている。また、オレイン酸やリノレン酸などの不飽和脂肪酸も多く、血液をサラサラにしたり、血中コレステロール値を下げる働きが期待できる。
旬 3月 4月 5月