元島と元嶋神社
海上鳥居の先にある「元島(もとしま)」は、天神崎沖に浮かぶ小さな島々のひとつです。現在は防波堤が整備されているため、歩いて渡ることができます。島には元嶋神社が鎮座しており、岩山を背にした静かな境内には、小さなお社が並んでいます。
この神社では、弁財天として知られる市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)が祀られています。もともと神社は、鳥居の近くにある「田所島」に建てられていましたが、度重なる台風によって社殿が被害を受けたため、大正15年(1926年)に現在の元島へ遷座されました。そして、その前年に建立された海上鳥居だけが現在も海の上に残され、長い歴史を今に伝えています。
自然と歴史を感じる散策スポット
元島周辺は磯遊びや釣りの名所としても知られており、休日には多くの釣り人や観光客が訪れます。岩礁地帯ならではの景観が広がり、海辺をゆっくり散策するだけでも心が癒されます。
また、堤防沿いには「カニくん歩きロード」と呼ばれる遊歩道も整備されており、海風を感じながらのんびり歩くことができます。途中から眺める海上鳥居と元島の風景はとても美しく、天神崎の自然とともに田辺らしい穏やかな海辺の魅力を堪能できます。
おすすめの観賞時間
海上鳥居を眺めるなら、夕方から日没前の時間帯がおすすめです。晴れた日には、夕日に照らされた鳥居と海面が美しく輝き、幻想的な景色が広がります。特に、天神崎元島第一駐車場付近の堤防からは、鳥居を正面に望むことができ、絶好の撮影スポットとなっています。
昼間の爽やかな海景色も魅力的ですが、夕暮れ時にはまた違った神秘的な表情を見せてくれます。天神崎を訪れた際には、ぜひ元嶋神社の海上鳥居にも足を運び、田辺の海辺ならではの絶景を楽しんでみてはいかがでしょうか。