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和歌山市周辺

Wakayama city

和歌山市周辺の観光におすすめスポット

観光地や名物をピックアップ!

和歌山市周辺 観光ガイド

和歌山市周辺の観光・旅行 Info

歴史と文化を感じる定番スポット

和歌山城(わかやまじょう)

和歌山市のシンボルとも言える和歌山城は、徳川御三家の一つ紀州藩の居城です。天守閣からは市内を一望でき、美しい庭園「紅葉渓庭園」も見どころです。桜の季節は特に多くの人で賑わいます。

紀州東照宮(きしゅうとうしょうぐう)

徳川家康を祀る神社で、日光東照宮を模して建てられた華麗な建築が特徴です。朱塗りの社殿や精巧な彫刻が美しく、「関西の日光」とも称されます。

和歌浦(わかのうら)

和歌浦湾に面した景勝地で、万葉集にも詠まれた歴史ある海辺です。「片男波海水浴場」や「和歌浦天満宮」、レトロな雰囲気の「不老橋」など、散策にぴったりの名所が点在しています。

自然やレジャーを楽しむスポット

友ヶ島(ともがしま)

和歌山市加太港からフェリーで渡る無人島群で、「ラピュタの島」として有名です。旧日本軍の砲台跡やトンネルが残り、神秘的な雰囲気が漂います。ハイキングや写真撮影におすすめです。

加太淡嶋神社(かだあわしまじんじゃ)

女性の守り神・少彦名命(すくなひこなのみこと)を祀る神社で、人形供養の神社として全国的に知られています。海辺に立地し、穏やかな加太の風景も魅力の一つです。

紀三井寺(きみいでら)

西国三十三所観音霊場の第2番札所で、厄除け・安産祈願のご利益があるとされる由緒あるお寺です。春は桜の名所としても有名で、紀州の春の訪れを告げる風景が広がります。

家族連れにおすすめの施設

和歌山マリーナシティ

テーマパーク「ポルトヨーロッパ」や黒潮市場、温泉施設「紀州黒潮温泉」がある大型リゾート施設です。ヨーロッパの街並みを再現した園内は、カップルや家族にも人気です。

黒潮市場

和歌山の新鮮な魚介類が並ぶ市場で、マグロの解体ショーや海鮮バーベキューが楽しめます。お土産選びにもぴったりです。

周辺地域の注目スポット

海南市:紀州漆器のまち

和歌山市から車で30分ほどの海南市は、伝統工芸・紀州漆器の産地です。「黒江ぬりもの館」や「うるわし館」では、漆器作りの体験や展示が楽しめます。

有田市:みかんと湯浅の醤油文化

有田市は日本一のみかんの産地として知られ、「有田みかん海道」では絶景とともにみかん狩りも体験できます。また、隣接する湯浅町は醤油発祥の地で、伝統の醤油蔵見学もおすすめです。

和歌山市周辺のグルメガイド

和歌山市周辺の名産品とローカルフード

和歌山ラーメン(中華そば)

和歌山ラーメンは、豚骨醤油ベースの濃厚なスープが特徴のご当地ラーメンです。ストレート細麺とチャーシュー、メンマが定番で、地元では「中華そば」と呼ばれることもあります。ラーメンと一緒に“早すし”(鯖寿司)を食べるのが和歌山流の楽しみ方です。

紀州梅干し

和歌山県は日本一の梅の産地として有名で、特に「南高梅(なんこううめ)」は果肉が柔らかく、贈答品としても人気です。伝統的な「白干梅」や、はちみつ漬けなど種類も豊富で、お土産にも最適です。

和歌山の柑橘類

有田みかんをはじめとした柑橘類も和歌山の特産品です。みかんのほかに「じゃばら」「甘夏」「不知火(しらぬい)」なども栽培されており、フルーツ王国として知られています。

灰干さんま

和歌山市・加太地区で伝統的に作られている加工食品。塩を使わず、灰を使って乾燥させることで旨味が凝縮されたやさしい味わいの干物になります。特に健康志向の方に人気です。

しらす・釜揚げしらす

和歌山市沿岸で水揚げされる新鮮なしらすは、釜揚げにしてそのままご飯にのせて食べるのが一般的。シンプルながら、海の恵みを感じられる逸品です。

おすすめのレストラン・飲食店

井出商店(和歌山ラーメン)

全国的に有名な和歌山ラーメンの老舗。地元客にも観光客にも愛されており、濃厚な豚骨醤油スープと細麺がクセになります。休日には行列ができる人気店です。

まる彦寿司

和歌山の海でとれた新鮮な魚介を使った寿司が楽しめる地元の名店。しらす軍艦や灰干さんまの握りなど、地元ならではのネタが揃っています。

黒潮市場(和歌山マリーナシティ内)

鮮魚市場と飲食店が一体になった観光施設。マグロの解体ショーが名物で、新鮮な海の幸をその場で味わえます。海鮮丼やバーベキューコーナーも人気です。

フルーツパーラー和(なごみ)

和歌山県産のフルーツをふんだんに使ったスイーツが評判のお店。みかんパフェやフルーツサンドなど、季節の果物を楽しめます。カフェタイムにもおすすめです。

和歌山市周辺で買えるおすすめのお土産

紀州梅干しセット

上質な南高梅を使用したセットは、贈答用としても重宝されます。はちみつ梅、しそ漬け、白干しなどのバリエーションも楽しめます。

みかんゼリー・ジュース

有田みかんなど地元の柑橘を使ったゼリーやストレートジュースは、子供から大人まで楽しめるお土産です。かわいいパッケージも魅力的です。

和歌山ラーメン(お土産用)

インスタントや半生麺タイプの和歌山ラーメンは、自宅でも旅の味を再現できるとあって人気があります。井出商店や他の有名店の味も販売されています。

紀州漆器

海南市で作られる伝統工芸品。箸やお椀、小物などの品もあり、日常使いしやすい実用的なお土産として喜ばれます。

和歌山市周辺の季節の祭り・イベント

歴史ある祭りと地域の誇り

和歌祭(わかまつり)

開催時期:毎年5月中旬

和歌祭は、紀州東照宮の祭礼として江戸時代初期に始まった伝統的な祭りです。約400年以上の歴史を誇り、紀州徳川家ゆかりの荘厳な雰囲気を今に伝えます。神輿や獅子舞、武者行列などが市内を練り歩き、華やかで格調高い祭りとして多くの観光客を魅了します。

和歌山港まつり花火大会

開催時期:毎年7月下旬

和歌山港の夏の風物詩ともいえる花火大会で、約3000発の花火が夜空を彩ります。音楽とシンクロするスターマインや、海上から打ち上がる花火が魅力で、港町ならではの壮大なスケールを楽しめます。

ぶらくり丁夏まつり

開催時期:7月下旬〜8月初旬

和歌山最大の商店街「ぶらくり丁」で行われる地域密着型の夏祭りです。地元の子どもたちや市民によるパレードや屋台、ステージイベントが開催され、商店街全体が賑やかな空気に包まれます。

伝統行事と季節の催し

紀州路大物産展

開催時期:1月〜2月頃

和歌山県内各地の名産品・工芸品・グルメが一堂に会する物産展です。和歌山市内のショッピングモールなどで開催されることが多く、旅行者にも地元の味を一度に楽しめる絶好の機会です。

加太春日神社例大祭

開催時期:10月上旬

加太地区の守り神として親しまれる春日神社で行われる例祭です。勇壮なだんじり(山車)の曳き回しが見どころで、地域住民の熱気と団結力を感じられる秋の行事となっています。

ユニークで特徴的な地域文化

ポルトヨーロッパの季節イベント

和歌山マリーナシティ内にあるテーマパーク「ポルトヨーロッパ」では、春のチューリップフェア、夏のナイトプール、ハロウィンイベント、冬のイルミネーションなど、四季折々のイベントが開催されます。観光客はもちろん、地元の家族連れにも人気のスポットです。

加太の人形供養

開催時期:毎年10月

加太淡嶋神社では、全国から寄せられた人形を供養する独特の神事が行われます。女性の安産や健康を祈願する神社としても有名で、多くの参拝者が訪れます。並べられた人形の数と静謐な空気感は、他にはない独自の文化体験です。

紀州てまり展

紀州てまりは、古来より受け継がれる手作りの工芸品。毎年展示会が行われ、美しい幾何学模様と色使いに目を奪われます。和歌山ならではの繊細な伝統美に触れることができます。

和歌山市周辺の気温・天候

和歌山市は、太平洋に面した温暖な地域であり、年間を通じて比較的過ごしやすい気候が特徴です。瀬戸内海式気候と太平洋側気候の中間に位置し、季節による気温差は比較的穏やかで、降水量は全国平均よりやや多めです。

春(3月〜5月)

気温の目安

3月には10℃前後、5月には20℃前後まで気温が上がり、次第に暖かくなっていきます。

特徴

春は、桜や梅の花が美しく咲く季節であり、観光にも最適です。晴天の日が多く、湿度も低いため快適に過ごせます。加太や紀三井寺ではお花見を楽しむ人々でにぎわいます。

梅雨(6月中旬〜7月中旬)

気温の目安

平均気温は23〜26℃程度と高くなり、湿度も非常に高くなります。

特徴

6月中旬から7月中旬にかけて梅雨入りし、連日雨が続くこともあります。雨量は比較的多く、傘が手放せません。梅雨前線の影響で局地的な豪雨になることもあるため、旅行の際には天気予報をこまめにチェックするのがおすすめです。

夏(7月中旬〜9月)

気温の目安

最高気温は30〜35℃に達する日も多く、非常に蒸し暑くなります。

特徴

太平洋の影響を受けて、湿度が高く、熱帯夜も頻発します。和歌山港や白浜など、海水浴場がにぎわうシーズンでもあります。また、7月〜9月には台風が接近・上陸することもあるため、注意が必要です。

秋(10月〜11月)

気温の目安

10月は20℃前後、11月には15℃を下回る日もありますが、全体的に過ごしやすい陽気が続きます。

特徴

湿度が下がり、爽やかな風と青空が広がる観光に最適な季節です。紅葉は11月中旬〜下旬にかけて見ごろとなり、根来寺や高野山などが美しく色づきます。台風の影響も9月ほどではなくなり、穏やかな日が多くなります。

冬(12月〜2月)

気温の目安

最低気温は0℃前後まで下がることもありますが、日中は10℃前後と比較的温暖です。

特徴

雪はほとんど降らず、全国の中では比較的温暖な冬です。ただし北風が吹くと体感温度が下がるため、防寒対策は必要です。空気が澄んでおり、和歌山城からの眺望や夕日が特に美しく感じられます。

雨や台風に関する特徴

年間降水量

和歌山市の年間降水量はおよそ1800mm程度で、梅雨と台風の時期に集中して降る傾向があります。特に6月と9月は注意が必要です。

台風の接近頻度

太平洋側に面しているため、台風の進路に入りやすい地域でもあります。特に8月・9月は台風が接近しやすく、公共交通機関に影響を与えることもあるため、事前の情報収集が重要です。

和歌山市周辺へのアクセス

鉄道を利用したアクセス

大阪方面からのアクセス

和歌山市は大阪府と隣接しており、電車でのアクセスが非常に便利です。主なルートは以下のとおりです。

南海電鉄は観光にも便利で、和歌山市駅から加太方面への観光電車も運行されています。

京都・奈良方面からのアクセス

京都からは一度大阪(天王寺)へ出てからJR阪和線を利用するのが一般的です。所要時間は約2時間ほどです。奈良からはJR和歌山線が利用できます。

空路を利用したアクセス

関西国際空港(KIX)から

和歌山市は関西国際空港からのアクセスも良好で、空港から南海電鉄やリムジンバスを利用して訪れることができます。

空港から直接和歌山市に向かう場合は、リムジンバスが便利で快適です。

高速道路を利用したアクセス(車)

大阪・名古屋方面から

和歌山市は阪和自動車道近畿自動車道紀勢線を利用してアクセス可能です。

和歌山ICから市街地への移動もスムーズで、車での観光にも適しています。

フェリーを利用したアクセス

徳島方面からの南海フェリー

和歌山市は四国ともフェリーで結ばれており、南海フェリーを利用すれば、徳島からのアクセスも可能です。

和歌山港からはバスや南海電鉄加太線で和歌山市中心部へアクセス可能です。

和歌山市周辺の移動手段

公共交通機関での移動

JR西日本

和歌山市の中心にはJR和歌山駅があり、ここから紀勢本線(きのくに線)和歌山線が運行されています。主に以下の方面へアクセスが可能です:

これらの鉄道を使えば、和歌山県南部の観光地や、奈良方面へのアクセスがスムーズです。

南海電鉄

南海本線および加太線は、南海和歌山市駅を起点に大阪方面(なんば)や和歌山北部へのアクセスに利用されます。

特に加太線は観光向けの車両が導入されており、風情ある港町・加太へ向かうには最適です。

和歌山電鐵 貴志川線

和歌山駅と貴志駅を結ぶ路線で、「たま駅長」で有名なローカル線です。沿線にはのどかな田園風景が広がり、のんびりした観光移動にぴったりです。

「たま電車」や「うめ星電車」など、ユニークなデザイン車両も人気です。

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バスでの移動

和歌山バス

和歌山駅・和歌山市駅を起点に、市内の主要スポットや住宅地をカバーしています。観光で訪れる方にとっても便利なルートがあります。

1日乗車券

「1日乗車券」(大人:およそ800円)を利用すれば、市内の移動がリーズナブルで便利になります。主要観光地を巡るにはお得です。

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観光に便利な移動手段

観光タクシー

時間に制限のある旅行や高齢者の方には観光タクシーの利用もおすすめです。定額プランやモデルコースが用意されている場合もあり、和歌山城・紀三井寺・加太・和歌浦などを一日で巡ることも可能です。

レンタサイクル

和歌山市内や和歌浦エリアには、レンタサイクルスポットが整備されています。和歌山駅前・和歌山市駅前・和歌浦周辺などで貸出が可能で、自転車でのんびりと観光地を巡ることができます。

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自家用車・レンタカー

周辺の観光地(紀美野町、海南市、有田方面など)を巡るには、レンタカーが最も効率的です。主要駅前や空港などでレンタル可能で、自由度の高い旅を楽しめます。

和歌山市周辺の観光コース

1日目:歴史と景観を楽しむ和歌山市街コース

午前:和歌山城と公園周辺の散策

和歌山城は和歌山市の象徴で、天守閣からは市内を一望できます。周囲の和歌山公園動物園や、紅葉渓庭園などもゆったりと楽しめます。

おすすめポイント

昼食:和歌山ラーメンの名店で地元の味を堪能

和歌山市内には多くの和歌山ラーメン店があります。特に「井出商店」は全国的にも有名な老舗です。

午後:紀三井寺と紀州東照宮を参拝

紀三井寺は桜の名所として知られる古刹で、長い石段と境内からの海の眺めが魅力です。その後、徳川家ゆかりの紀州東照宮へも立ち寄りましょう。

移動手段

市内バスやタクシーを利用すると効率的に観光ができます。

夕方:和歌浦の絶景と温泉

和歌浦は古くからの景勝地で、夕暮れ時の海辺の散歩はとてもロマンチック。近くには万葉館片男波温泉などもあります。

2日目:自然と文化を味わう海辺と港町コース

午前:加太の散策と友ヶ島へのプチ冒険

加太は静かな漁村で、淡嶋神社は人形供養の神社として有名。さらに時間があれば、船で友ヶ島へ行くのもおすすめです。廃墟と自然が融合した神秘的な島です。

友ヶ島のポイント

昼食:加太の新鮮な海の幸

加太漁港周辺では、新鮮な鯛料理や地魚を提供する食堂が点在しています。鯛めしや刺身定食がおすすめです。

午後:海南市方面へ足を延ばす

和歌山市の南に位置する海南市には、黒江の町並み(漆器の町)や、自然豊かな琴ノ浦温山荘園などがあります。文化と自然を感じる穏やかな時間が過ごせます。

アクセス

JR紀勢本線で海南駅まで約15分。駅からはタクシーまたはレンタサイクルが便利です。

モデルプランのまとめ

歴史・自然・食・文化をコンパクトに楽しめる和歌山市周辺の旅は、ゆったりとしたスケジュールがおすすめです。電車やバスも利用しやすく、日帰りでも1泊2日でも充実した観光が楽しめます。

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