中津谷の滝は、和歌山県東牟婁郡古座川町中崎にある美しい名瀑です。古座川支流の小川流域に位置し、古座川町を代表する滝のひとつとして知られています。
滝は全体で約93メートルもの高さがあり、7段にわたって流れ落ちる壮大な景観が魅力です。階段状に次々と水が流れ落ちる姿は迫力があり、熊野の奥深い自然を感じることができます。ただし、下から見えるのは3段分、約45メートルほどとなっています。
中津谷の滝は、水量が多い日には豪快な水しぶきが舞い上がり、近くにいるだけで涼しさを感じられます。特に大雨の翌日などは水量が増し、服が濡れるほどの迫力を体感できることもあります。
また、滝の奥には観音様が祀られており、古くから地域の人々の信仰を集めてきました。かつては雨乞いの儀式も行われていたと伝えられ、神秘的な雰囲気が漂っています。滝の音が幾重にも響き合い、不思議な旋律のように聞こえるのも、この滝ならではの魅力です。
中津谷の滝へは、駐車場から徒歩約15分の山道を進みます。道中は険しい箇所もあるため、歩きやすい服装や滑りにくい靴で訪れるのがおすすめです。
夏場は涼しい谷沿いにマムシやダニが生息していることがあるため、長ぐつなど足元をしっかり覆う装備で入山すると安心です。
アクセスはJR紀伊本線「古座駅」から車で約20分。国道42号から名勝「滝の拝」方面へ向かい、中崎トンネル手前を右折して旧道へ進み、中崎橋を渡った先に入口があります。