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サンマ寿司(和歌山県)

(秋刀魚 ずし わかやまけん)

柑橘系の風味がついた酢の香りが食欲を誘う

熊野灘の荒潮でもまれて身が引き締まった脂の少ないサンマを丸々1匹使って作る和歌山県の郷土料理。新鮮なサンマの内臓と脊椎をとりのぞき、塩をふって1日置いたのち、ダイダイやゆずといった柑橘系の風味をつけた酢に漬ける。サンマが漬け終わったら、酢飯を巻いて形を整え、そのまま一晩置き、味を馴染ませてから食べる。”サンマ寿司”は酢の香りは強いが、柑橘系の風味が加わることによって、さっぱりとした味わいが心地よい。家庭によっては、サンマの腹にご飯をつめて数ヶ月発酵させ、なれ寿司にすることもあるようだ。

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名称
サンマ寿司(和歌山県)
(秋刀魚 ずし わかやまけん)